死亡事故の裁判

死亡事故が発生した場合、刑事裁判・民事裁判が行われる可能性が高くなります。

まず行われるのは、刑事裁判です。
これは、加害者に科す刑事的な処分(懲役・禁錮・罰金)を決めるための裁判です。

罰金刑が相当とされるケースでは、略式起訴が選択されることが多いため、近親者が関
与しうる機会はほぼありません。

これに対し、懲役刑・罰金刑が相当とされるケースでは、正式な起訴(公判請求)がなさ
れ、裁判手続が行われます。

被害者のご遺族は、この裁判手続において、被害者参加制度を利用して、手続に関与することができます。

具体的に利用できる手続は、公判提出記録の閲覧・謄写、意見陳述、被告人質問、証人尋問などです。
加害者に損害賠償請求を求めるための民事裁判は、刑事裁判が終わった後に行われることが一般的です。

民事裁判では、被害者やご遺族が受けた損害を填補するため、加害者に対する損害賠償請求について審理されることになります。

一般的に、死亡事故で認められる損害項目は、

  • 治療費
  • 休業損害
  • 逸失利益
  • 葬祭費
  • 死亡慰謝料
  • 遺族の固有の慰謝料

となります。

裁判で解決する場合には、これ以外に、

  • 弁護士費用
  • 遅延損害金

が加算されることになります。

この2つの項目は、示談で解決する場合には加算されません。

ところで、被害者にも過失が認められる場合には、過失割合に応じて過失相殺がなされ、被害者の過失分を差し引いた金額のみが支払われることになります。

 

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