第1.自賠責保険(共済)における「脳外傷による高次脳機能障害」 | 1.定義 2.症状と障害の的確な把握 |
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第2.小児・乳幼児の高次脳機能障害の特徴 | 1.小児の高次脳機能障害の特徴(「小児の高次脳機能障害」栗原まな著・9頁参照) 2.報告書(4頁) 3.小児における高次脳機能障害の問題点(「小児の高次脳機能障害」栗原まな著・9頁参照) |
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第3.後遺障害等級認定について | 1.等級評価資料① 〜日常生活状況について 2.等級評価資料② 〜検査(「小児の高次脳機能障害」栗原まな著・10頁参照) ⑵小児の高次脳機能検査 3.等級評価についての留意点 |
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第4.症状固定時期の考え方 | 報告書(資料1・13頁) 症状固定時期について、成人被害者の場合は、後遺障害診断書に記載された時点と捉えることで通常は妥当性の確保は可能である。しかし、乳児・幼児、高齢者の場合は診断書に記載されている症状固定日の状態をもって機械的に障害評価をすると、被害者保護の観点から不適当な事態が発生する危険性がある。そのため、症状固定時期及び障害評価の時点について、やや柔軟に取り扱うことが妥当と考える。 まず、小児では、本来は乳児は幼稚園、幼児は就学時まで、等級評価を行わないことが妥当と考える。すなわち、事故による異常の有無や程度は、ある程度被害者の成長を待たなければ判定できないことが多く、将来成人後に、どの程度の能力低下が生ずるかは、成長過程を観察しなければ判断が難しいからである。 |
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第5.その他 | 1.高次脳機能障害支援モデル事業、高次脳機能障害支援普及事業 2.療育手帳 3.特別児童扶養手当 |
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第6.後遺障害の程度、介護費用に関する訴訟上の問題点 | 小児の高次脳機能障害については、回復可能性に関連して、後遺障害の程度、介護の必要性やその程度が争いになることがある。 1.大阪地裁:平成17年8月24日判決 2.横浜地裁:平成19年3月12日判決 3.名古屋高裁:平成19年2月16日判決 |
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第7.実例報告 | ※内容省略 |
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資料
1.自賠責保険における高次脳機能障害認定システムの充実について(報告書)
2.日常生活状況報告書式(3歳~就学前用)
3.療育手帳参考資料
4.特別児童扶養手当参考資料